治療中に眠くなる

治療中に眠くなることは、身体にとってよいことです。自律神経における副交感神経が優位になっている状態ですので、リラックスし身体が休息、修復をしている状態です。

 

トイレに行きたくなる

治療中や治療後にトイレに行きたくなることは、身体にとってよいことです。自律神経における副交感神経が働いている状態ですので、鍼や灸が効いています。遠慮なくお声かけください。

 

お腹がグルグルなる

治療中にお腹がグルグルなることは、身体にとってよいことです。内臓は自律神経における副交感神経に支配され働いています(ただし交感神経や交感神経と副交感神経の両方に支配されている内臓もあります)。鍼や灸が効いて副交感神経が刺激され、胃や腸が動いてグルグルなっている状態です。お腹がグルグルなると患者さんは恥ずかしいと思いますが、気にする鍼灸師はいません。なお、鍼灸治療は内臓疾患によく効きます。

 

治療中に眠くなったり、トイレに行きたくなったり、お腹がグルグルなったりすることは鍼や灸の治療効果がでている証拠なので全く気にしなくて結構です。状態がよくなっているのだと思ってください。おなら、げっぷ、あくびも同様です。

鍼灸師は、普段の生活の中での食事・睡眠・排便(大便・小便)の状態を重要視します。人間の生理状態の基本であるこの3つが整ってきますと、予後がよくなります。つまり治りや改善が見えてきます。逆に整わないと時間がかかることが多いです。