今年も元旦の新聞を各紙読み比べてみました。

一面です。

読売新聞「中露企業 北へ密輸網」

朝日新聞「平成とは 第1部 時代の転機 幸福論」

毎日新聞「拉致解決 資金援助が条件」

産経新聞「中国、2030年までに空母4隻」

日本経済新聞「パンゲアの扉 つながる世界  溶けゆく境界 もう戻れない」

東京新聞「福島汚染『手抜き』」

5時間かけて全て目を通し、興味のある記事を読みました。しかし手堅いというか真新しさも無く、無難な記事で個人的にはあまり面白くなかったです。

ところで、元旦は茨城県水戸市にある実家で過ごしました。新聞は全て実家近くのコンビニで購買しました。すると地方版は「茨城」になりますが、産経新聞の茨城版が面白かったです。都道府県魅力度ランキングで5年連続の最下位になった茨城の特集記事です。ランキングをしているブランド総合研究所の社長が直接コメントをしていて、読み進めるとなぜ最下位が続くか腑に落ちました。

記事の抜粋です。

「魅力度」はその地域が持つブランド力を数値化したものです。ブランド力とは「多くの人が同じイメージとして共有できる力」で、例えば北海道夕張市といえば夕張メロン、沖縄県石垣市といえば青い海と白い砂浜を多くの人が思い浮かべます。この共有イメージが地域全体の魅力を引っ張り上げるんです。つまり魅力度ランキングを上げるには、「茨城と言えば?」と聞かれたときに、全員が同じ回答をするような「統一イメージ」を作るべきです。水戸市は納豆や水戸黄門、つくば市は科学の街というイメージがわきます。県全体でみたときに「何でもあるよ」と答えるのは「何にもないよ」とイコールなんです。

ブランドという視点からみると、何でもあるということは、逆にブランド力を薄めてしまうということです。確かに、茨城県にはいろいろなものがあります。海、山、川があります。東京都に隣接し工場や研究所、原発もあります。農業は北海道に次ぐ全国第2位ですので、食べ物は新鮮で美味しいものばかりです。東京都、埼玉県、千葉県、群馬県と住んだことがある私ですが、食べ物の新鮮さ、美味しさ、価格、種類等バランス的に茨城県が一番です。家内は、おせち料理の刺身の美味しさに感動していました。水戸徳川家は徳川御三家の1つでしたので、歴史や文化もあります。国立大学が3校あり、教育も充実しています。ちなみに関東では東京都以外で国立大学が複数あるのは、茨城県だけです。昔は、図書館情報大学という大学がありました。生活をしていくうえでブランドは必要ありませんので、茨城県は実際住みやすい場所だと思います。ここまでいろいろと茨城の良さを列挙しましたが、私は19歳で茨城県を出ましたので、愛着心はありません。お世話にはなりましたので、感謝はしていますが。

しかし、茨城県はマイナーな県なので、宝が眠っています。まだ、開発されていないものがたくさんあります。私は昔、お菓子問屋でバイトをしていましたので、古いお菓子に少々造詣があります。今回、水戸のお菓子を紹介したいと思います。根本製菓の「かきもち揚げ」です。30年位前に発売されました。以前、根本製菓は工場が火事になってしまいましたが、見事復活しました。かきもち揚げは、スーパーで売っているお菓子ですが180円位です。サクサクした食感と醤油味がくせになり、お土産にたいへん喜ばれます。今回、5袋買って帰りました。とても美味しいので、水戸方面に来た時はご賞味ください。