ストレスを受けて、嫌な気分になることは誰にでもあることだと思います。ストレスを受け、溜め続けてしまうと、心や身体が不調を訴え、時には心や身体を壊してしまうことにもなりかねません。そのような時に意識的、意図的な解消法を知っていると助けになることがあります。この意図的なストレス解消法を「コーピング」といいます。具体例をいくつかあげたいと思います。

 

①問題を解決する

誰かに相談する。

負担になっていることを仲間に分担してもらう。

問題点を整理してみる。

 

②ダラダラしてみる

テレビや漫画を読む。

ネットサーフィンをする。

寝る。

 

③リラックスする

ストレッチや体操をする。

腹式呼吸、瞑想、座禅等を行う。

お風呂や温泉に入る。

 

④ひらきなおる

相手のせいだと考えてみる。

しょうがないとあきらめる。

やるしかないと腹をくくる。

 

⑤誰かと交流する

誰かに愚痴をこぼす。

食事や飲みに誘う。

SNSでつながる。

 

⑥楽観的に考えてみる

良い面を探す。

半分しかできないと考えるより、もう半分できたと考える。

「なんとかなる」と考える。

 

⑦何かに没頭する

マラソンやサイクリング、水泳をする。

読書やパズル、カラオケをする。

掃除をする。

 

私のコーピングをいくつか書き出してみました。

問題点を整理し考えてみる

漫画喫茶に行く、J:COMの専門チャンネルを見続ける、ひたすら寝る

腹式呼吸をする、お灸を自分でする、鍼灸治療を受ける

甘いものを食べながらコーヒーを飲む、お酒を飲む

ひらきなおる、あきらめる、楽観的に考える

新聞や本を読む、ロックを聴く

献血に行き自己満足にひたる

知らない街に行く

 

コーピングの方法は、人それぞれで個人差があります。

映画やドラマが好きな人は、それを観ることによりストレスは薄らぐでしょう。

逆に、読書が嫌いな人は、良い本だからと言って人から勧められ本を読んでもストレスは解消されないでしょう。動物が嫌いな人にとって、犬や猫を飼うことはストレスを溜めてしまうことになるでしょう。

また、コーピングは「質より量が重要」だといわれています。ストレスに強い人は、コーピングを沢山持ち、そして複数のコーピングをバランスよく使い分けているといわれています。

確かに強いストレスを受けた時は疲れてしまい、ついダラダラとしてしまいがちです。しかし、ストレスを溜めないという視点からは、ダラダラすることにも意味があることだと思っています。