先日、第2子が産まれ、「マクリ」を飲ませました。マクリは、産まれてすぐの赤ちゃんに飲ませる漢方薬です。

胎毒下しの薬で、石野信安先生の『女性の一生と漢方』によると、「生まれてくる時に、赤ちゃんは狭い産道で汚物を飲み込んでしまい、それが害となりマクリを飲ませて、その害となるものを下しておく」とあります。

マクリの効果は精神の安定、黄疸、皮膚の症状に有効であると記載されています。

現代では馴染みのないマクリですが、新生児に飲ませる習慣は、平安時代から始まったとされています。その頃は貴族だけのものであったマクリも大正末期の頃には、民衆皆が一様に飲んでいたのではないかと記載されています。

味は漢方薬なので、とても苦いです。

石野信康先生は私の所属する会のOBですが、会の先生方は、昔から新生児にマクリを飲ませています。

近くの漢方薬局で処方してもらいました。