先日、家内がぎっくり腰をしてしまいました。子供たちと怪獣ごっこをしていたら、ギクッと腰を痛め、立つこともできずにイモムシのような状態となってしまいました。涙ながらに電話で呼ばれましたので、急きょ治療をしました。
1日目) 朝腰を痛めてしまい、治療をしました。30分後に痛いながらも歩けるようになりました。腰痛ベルトを巻いてもらいました。夜にも同様の治療をしました。
2日目) 朝治療をしました。8割回復したので、腰痛ベルトを巻きながら予定していた海ほたるとドイツ村へ家族で遊びに行きました。
3日目) 昼には9割回復したので、治療はしませんでした。腰痛ベルトは外しました。
子供たちをあやしながらの治療ということもあり、時間をかけられない治療でした。ただ、普段から身内への治療は手数をかけずに行っています。
1日目)腰(局所)と脚の後面のツボ2箇所へ鍼と灸
2日目)腰(局所)と脚の前面のツボ3箇所へ鍼と灸
専門的になりますが、急性期の症状なので本治法はしません。
鍼は比較的浅めで置鍼時間は5~10分位。灸はほぼ知熱灸をしました。
今回のような治療で思うこととして、鍼灸師として経験の浅い時期、若い時ほど「治さなくてはいけない」「治してやろう」という思いからか、鍼もお灸も多めになってしまいがちです。しかし、急性期の症状では、鍼やお灸を多くしてしまうと身体への刺激量が多くなってしまい症状を悪化させてしまうことがあります。言い換えるなら、やり過ぎは失敗します。
現在は、治すというよりは身体の状態を整える。自然治癒力を引き出すような治療を心がけています。結果的に、こちらの方が身体への負担も少なく治りも早いと考えています。