昨日、娘のひな人形を買いに浅草橋へ行って来ました。ひな人形を購入することは、一生にそう何度もあることではないと思い、興味本位に着いていきました。
娘の祖母が購入してくれるということでしたが、7店舗目で購入に至り、帰宅した時には家族全員ものすごく疲れてしまいました。
感想です。
この時期休日は、大変混雑するようなのでじっくりと選べないかもしれません。じっくり選びたい人は、平日がいいようです。
値引きがあります。店頭価格から2割位は値引きがあります。迷っていると、パチパチと電卓を叩き、どの店舗も値引いてくれます。百貨店では値引きがなく、ポイントで対応しているようです。
実物は、パンフレットやWebサイトと違いがあります。実際にその場で見てみると人形の顔の色や表情が良く分かります。瞳の瞳孔や虹彩まで、細かくできています。パンフレットで紹介されているひな人形も店頭で見ると全体の印象が変わります。
申し訳ないのですが、店員が皆さんうさんくさいです。(鍼灸業界も外からは分かり難く、うさんくさい鍼灸師もいますので、人のことは言えませんが...)本当にすみません。
店員さんの説明が皆さんバラバラで何を信じて良いのか判断に迷います。
例です。
人形の顔については、「顔が一番で、気に入った顔のひな人形が一番です」という説明があれば、「顔は大切ですが、着物や全体の印象が大切です」とういう説明もあります。家内は、顔が気に入った人形で割安なものもあったのですが、着物が絹製ではなく化学繊維でできていて、全体の印象も好みに合わないということがあったようです。最後まで悩んでいました。
屏風(びょうぶ)については、「全て金箔の屏風が一番です。飽きがきません」「屏風が目だってしまうと、人形の印象が弱くなります」と言う店員さんがいれば、「全て金箔の屏風は、安いんですよ。手がこんでいませんから」「人形だけでなく、屏風も含めた全体の印象が大切です」という店員さんもいました。飽きてしまえば、屏風だけ購入するのもありだと私は思いました。また好きな人は人形だけ購入して、ジオラマの様に自分でひな人形の世界観を演出するのもありだと思いました。
購入するお店に至っては、「久月、吉徳、秀月で買えば間違いありません。それ以外では買わない方がいいですよ」等、カルテル(協定)でもしているのかと勘ぐってしまいそうでした。
人形を作る有名な人を作家(さっか)さんというようですが、「やっぱり作家だよ、作家。間違いないから!」と作家さんの人形を進めてくる店員さんもいました。作家さんのひな人形は少々割高です。
「あとラスト1点です。何時まで取り置きしておきすよ♪」と親切に取り置きしてくれる店員さんもいました。休日では取り置きは難しいとのことでした。
「これが今、浅草橋で一番売れているひな人形です!」と説明を受けました。ではということで写真を撮らせてもらいました。
現在は、住宅事情もあってか写真の様な男雛と女雛の親王飾りのひな人形に、人気があるということです。7段飾りで十五人飾りのひな人形は限られてきているということです。
大手の店舗は、さいたま市岩槻区や鴻巣市等で作られる人形を問屋等から仕入れて店頭で販売しているようです。問屋も販売していました。また人形を仕入れて自分のところで台、屏風、飾り、ケース等を組み合わせて販売しているようです。企画した人形を作家さんに作ってもらって販売しているというところもありました。
先程、見かけた家族連れの人達と次のお店でよく会いました。同じコーナーで会うこともあります。皆さん本当に迷っているようでした。
「ひな人形は、顔だ顔だ」と言われます。家内も始め顔で人形を選んでいました。
しかし「顔だけで選んではいけない」と考えを改めたようです。
「作家さんは、常に全く同じ顔の人形を作るのだろうか?」
「手作りで全く同じ精巧な顔の人形を作れるのだろうか?」
「展示品と全く同じ状態の顔の人形が手元に届くのだろうか?」
「同じ作家さんが作る幾つか並ぶ人形の顔を見て店員さんは、並ぶ顔はみな同じです。同じ作家さんが作っていますので」と言うのですが、「どう見ても違うなぁ」等など。
7店舗もまわり、色々なことを説明されると疑心暗鬼にもなってしまいます。
家内は、店頭に並ぶぬいぐるみの顔もそれぞれ作りや表情に違いがあると見ているようなので、今回相当慎重に選んでいたようです。
お昼を食べつつ、冷静に作戦会議をしました。
最終的にはサイズ、親王飾り、価格をベースにしつつ気に入った顔、着物、屏風、飾り等を含めて全体のバランスを重視し決めていたようです。
気に入ったものが購入できたようで、満足していたようです。私も非日常が体験でき、楽しい一日でした。帰宅後私は、足にお灸をして疲れを残さず休みました。
来月ひな人形が届きますので、飾ったら紹介したいと思います。