先日、久しぶりに献血に行って来ました。今回で57回目でした。最近忙しく前回から半年以上あいてしまいました。検査結果が少し気になるところでしたが、心身に乱れも無かったことから、結果は特に問題もなく、いつも通りの結果でした。

私が献血をする一番の理由は、健康状態の維持にあります。検査結果を知りたいのです。検査結果から内臓等の状態を確認しています。また不健康ですと献血をすることができません。血液を提供できなくもなります。献血を継続することが、実は健康を維持することにもつながると思い献血を続けています。

ところで、東洋医学では蔵府(ぞうふ)という考え方、概念があります。イコール現代医学の内臓に合致するものではありませんが、関係性が高いとも言われています。一般的な肝臓に該当するものが、東洋医学では「肝(かん)」というものに当たり、置き換えることができます。肝臓と肝は、場所や機能においても重なる部分があり、鍼灸師は応用を効かせ治療をしています。鍼や灸を使いツボを通して、蔵府に働きかけて治療をしていきます。

また、東洋医学では怒りや悲しみ等の感情は蔵(ぞう)に結び付けられています。いわば感情は脳ではなく、内臓(東洋医学では蔵府に当たります)で感じているという訳です。感情の乱れは、内臓(蔵府)に影響を及ぼすとされます。例えば「怒りは肝を傷(やぶ)る」とされ、感情の過多は内臓の疾病を引き起こすと言われています。このように東洋医学においても内臓(蔵府)は無視できない、むしろ重視されているものなのです。

ちなみに、述べたように東洋医学において過度な感情の乱れは身体に決してよくありません。心穏やかに過ごすことが大切です。そのような生活を心がけたいと思っています。

私は、現代医学や東洋医学の観点からも、献血を通して健康状態を保つことをしています。とはいえ、癌などの状態や症状は献血の検査結果からは分かりません。私も40歳を超えましたので来月、初めて人間ドックに足を運ぼうかと思っています。