最近、急に冷え込んできたこともあり風邪が流行っているようです。

お灸を毎日続けていると身体にとてもよいことがあります。厳密には、毎日でなくても大丈夫です。私も毎日お灸をしていますが、たまに忘れてしまいます。

お灸には、免疫力を高める作用があります。お灸(鍼も含める)の刺激は、自律神経を介して免疫系の作用を高める可能性があることが分かっています。

まず、お灸をすると風邪を引きにくくなります。免疫力が上がると、身体に入ってきた細菌やウイルスを免疫細胞が活発に攻撃し退治してくれるのです。これは風邪に限ったことではなく、鍼灸を続けていると病気にかかりにくくなるといわれる所以です。予防という観点からもお灸を続けて悪いことはないと思います。

しかし、正直なところ風邪を引いてしまうこともあります。そのような時でも、治りが早くなります。風邪が長引かなくなります。先日、私は風邪を引いてしまいました。鍼灸師なのに風邪を引いてしまったのですが、反省の意味も込めて文章を書きました。引きはじめて2日目の夜に熱が上がり、3日目の朝に平熱へと戻り症状が治まってきました。熱が急激に上がり免疫機能が活発に働き、体内の細菌やウイルスを退治してくれました。一晩で熱が上がり、朝には熱が下がるような風邪の引き方は決して悪い風邪の引き方ではないと思います。無論、風邪薬は飲んでいません。

何事も続けていくことが大切だと思いますので、簡単なお灸でも結構です。お灸を続け養生(予防)に努めてみて下さい。