最近、暖かくなってきましたが、朝方はまだ冷えます。
明け方私は、寝ているとトイレに行きたくなります。
10年前はトイレで目が覚めることなどありませんでした。
46歳となりましたが、歳をとりました。

昼間に自分の身体の状態を確認してみると、足首から下が冷えていました。
22時以降は、コーヒーや日本茶などのカフェインを含むものは控え、「失眠(しつみん)」というツボへ少し強めのお灸を続けました。
すると、トイレで目が覚める日が減りました。

同じ症状を持つ患者さんにも「失眠」へのお灸を勧めたところ「ノコギリヤシ」のサプリより効果があるといっていました。

失眠

失眠は不眠症によく使うツボです。
睡眠の症状全般に効果もあります。
特に足が冷えている時にはお灸の効果が期待できます。

失眠は踵(かかと)の中央にとります。
私は、踵に円をイメージしてその中央にツボを取るように師匠から教わりました。

お灸は台座にモグサが乗っている「台座灸」といわれる手軽なものでも効果はあります。
熱くて我慢できなくなった時は、1㎝ほどずらして下さい。
それでも、熱い時はお灸を取って下さい。
足が冷えているときは、熱をまったく感じないこともしばしばあります。

季節の変わり目には、身体が気候の変化に順応しにくく、体調を崩すことがあります。
お灸で健康の維持に努めてみて下さい。